学習レベル:中学生 難易度:★☆☆☆☆
5数要約を視覚的に表したものが箱ひげ図です。箱ひげ図を描くにあたって、四分位数、異常値の知識は必須なので、是非復習をお願いします。
箱ひげ図の書き方
最小値・四分位数・最大値の情報だけでなく、
範囲・四分位偏差も視覚的に表すことができることが確認できますね!
※ 範囲については<範囲(レンジ)とは>を参照してください。
※ 四分位偏差については<四分位数とは>を参照してください。
範囲・四分位偏差を見ることでデータの散らばり方も見えるということですね♪
そのとおりです。
箱ひげ図はデータの分布に依存しないので、ほとんど全てのデータに用いることができることも大きな特徴です。
箱ひげ図と外れ値
箱ひげ図は範囲も視覚的に表すことができる特徴を持っていましたが、範囲は外れ値(異常値)に弱い側面を持っていました。この弱点を補うため、外れ値を除いたデータで箱ひげ図を描くことがあります。
※ 外れ値かどうかの判定方法は<外れ値(異常値)の記事>をご覧ください。
2:外れ値は〇でプロットします。
箱ひげ図のまとめ
箱ひげ図は5数要約を視覚的に表したものです。最小値・四分位数・最大値はもちろんのこと、範囲・四分位偏差も表すことができるので、データの散らばり方も同時に表すことができます。範囲は外れ値(異常値)への直接反応するので、外れ値への対策として、外れ値を除いた箱ひげ図も存在します。